老人と海

読み終える。


■ヘミングウェイ「老人と海」(新潮文庫)

老人と海 (新潮文庫)

ヘミングウェイ / 新潮社



 
長い孤独な航海、苦労や痛みの末にせっかく捕まえた超大物の魚。
しかし、帰航する途中、度重なる鮫の襲来に食い千切られてしまう。


だけど、単なる皮肉な哀しい物語とも思えないし、
老いさらばえてゆく運命にフォーカスを当てたものとも思えない。


老人の夢にしばしば出てくるライオン。
若き頃に訪れたアフリカで目撃したライオン。
若き頃の記憶、力の象徴。


若かりし頃をノスタルジックに思い出しているわけでもないと思う。


老いても尚、
海に向かっている時、魚と退治する時は
猛々しいライオンに、雄々しい男に戻るんだと。


あの子がいてくれたら、手を貸してくれたじゃろうし、
わしの闘いぶりを見とってくれたじゃろうにな。



だけど、その老人の姿はしっかりと少年の目に焼きついている。



by colnago510 | 2011-08-09 22:53 | | Trackback | Comments(0)
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